【ウィンターブログ】 育成コーチ 稲葉大和

日頃より学習院大学男子ラクロス部を応援してくださる皆様、また、合同チームを組んでくださった成城大学男子ラクロス部の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。これからもご支援ご声援の程よろしくお願いいたします。

今年度育成コーチ務めさせていただきました稲葉大和です。少し長くなってしまいますが是非読んで頂けると幸いです。

引退して1年後。
プレイヤーからコーチとして新たなステージに変わりブログを書くとは思いませんでしたが、今年1年やって感じたことを書きたいと思います。

「なぜコーチやっているのだろうか。」

そう思うことが日々ありました。
自分はプレーをしないで、見てるだけ。
さらに結果を求めなければいけない。
しかし自分の熱量だけでは1年生は変わってる感じがしない、
ただ強く言ってもだめ。褒めるだけでもダメ。高い志を求めても、その行動がついてきてないのではないか、
土日は潰れる。
俺じゃない誰かが教えても変わらないんじゃないかとネガティブに思うことがサマー前までは多かった。

しかし、サマーの明治戦
自分たちの戦術ができ、勝てた。
教えたことが実るってこんなにも嬉しいのか、
少しは自分のおかげもあるのかなと感じることができた。
1人で動画見ながら感動して泣いてた。
勝ったあとの喜んでいる写真は宝物です。

サマー終わった後、修吾がずっと言ってた
目的ってのを考えてみた。

結論
「ラクロスを好きになって欲しいだった。」

自分は大介さんが、さとるが、たむにいがラクロスをみんな楽しそうに熱中してて、教えてくれたから好きになった。

コーチとしてだけでなくOBとして学習院でたくさんの選択肢がある中で、わざわざ部活にはいり、さらにラクロスを選んだことを正解だったとしてあげたい。

上手くなることが一番楽しくなることだ。
そのために技術を教えるために大事にしてた考えがひとつある。

それは一番成長する人は

「素直な人」

という考えだ。当たり前のことだと思う。
しかし全員が素直なわけがない。壁あてしろ、筋トレしろとただ言われたってやらないやつはやらない。
反抗的だ。
しかしその反抗的な理由は自分のことをそこまで知らないのに上から指図だけされるから、やらないのではないだろうか。
逆に自分のことを知ろうとしてくれている人、知る努力をしてくれる人に言われたことには
素直になる。

つまりコーチをする上で
当たり前だがその一人一人をものすごく理解しようとしなければいけない。
だからこそコミュニケーションを増やさなければいけない。
それをすることで信用をされ、どんどん厳しい要求もできるようになり成長させることができ、上手くなり楽しさを教えることができるのだと思う。

育成コーチとはただ技術を教えるだけではなく、
ラクロスを好きなってもらい、
モチベーションを与え、
将来への不安を消して、
この部活を選んだことを正解にさせる
非常に難しくやりがいのある立場だなと感じ
今年育成コーチをやって良かったなと心から思った。

最後になりますが感謝の思いを書かせていただきます。

翼はコミュニケーションがすごく、1年生のことをものすごく考えて成長をさせてくれた。支えてくれて本当に助かったありがとう。

けいすけにも色々無理言うことあったけど、助けてくれてありがとう。来年からも頼むよ。

成城の1年生へ
プレイヤースタッフともにポテンシャルと意識が高く、学習院の1年生にすごくいい刺激で合同組んでいただき、ありがとうございます。
ここまで仲良くなれたのも、成城の熱量のおかげ。
これから一生かけて成城と学習院で壁壊そ

学習院の1年生へ

プレイヤーのみんなはまだまだ基準低いなとか考え甘いなと思うことが多かったけど、
オフフィールドではバカみたいな会話するのが本当に楽しかった。 ありがとう

スタッフのみんなは熱量はプレイヤーより高いんじゃないかと思う時があるくらいすごい代。
だからこそ学習院にとどまらないで他大からいいところを盗み、どんどん成長して他大からも学習院のスタッフすごいなと言われる存在になってほしい。

これから日本一という成し遂げたことのない結果を常に求められるようになり、しんどい時期があると思う。そんな中でラクロスを楽しむことを忘れず、上手くなってください。

そして、
プレイヤースタッフ共に成長して、学習院を日本一に導くことを楽しみにしてます。

育成コーチ 稲葉大和

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