【引退ブログ】4年TR 重岡琴乃

日頃より学習院大学男子ラクロス部の活動にご支援、ご声援をいただいております、保護者の皆様、OBOGの皆様、学校関係者の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。
今後とも、ご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

だいぶ長いので該当箇所のメッセージだけでも読んでくれたら嬉しいです。

長くてつらかった4年間も、もう少しで終わる。週5日間、毎朝4時に起きる苦しみも終わる。率直に、もうすぐ引退できることが嬉しくて、この時が待ち遠しかった。

私が入部したのは、コロナ禍での友達作りと暇つぶしのようなものだった。本当に軽い気持ちで部活に入った。

入部して驚いたこと。

「選手じゃないのに、こんなにも熱量が必要なのか」

1年生スタッフも、そう感じている子たちは少なくないと思う。

1年生を思い返すと、本当に非力で、何も部に貢献できるような力はなく、先輩に迷惑ばかりかけた。「部活に行くこと=先輩に怒られに行く」ようなもので、私がミスをすると2年生の先輩も怒られていた。悔しかったし、申し訳なかった。
ぽちゃさんとみほさんには、たくさん迷惑をかけてしまってすみませんでした。同期TRのいない私にとって、大きな支えでした。ありがとうございました。

2年生に上がると、すごく熱量の高い後輩がたくさん入部してくれた。みんなキラキラしてた。この子たちの未来が楽しみで、当時の1年生(今の3年生)の練習試合の結果が全体グルに送られてくるたび、すぐにチェックしていた。私も頑張らなきゃと背中を押されたし、ラクロスを好きになることができた。いろんな試合を観に行った。

その中の一つである7月に開催された早慶戦。レベルの高い試合に圧倒された。富士通という最高のフィールドでたくさんの観客の中、勝利を喜ぶ慶應義塾大学の選手とスタッフの姿を見て、「私もこんなキラキラしたフィールドに立って、勝ちに貢献したい」そんな憧れができた。

そんな気持ちで迎えた2年生のリーグ戦、ボックスには入ることはできたけど、指示待ちで何もできなかったことを覚えている。

3年生になって、さやかがTRとして入部してくれた。初めての直属の後輩だった。同期TRが増えたようですごく嬉しかった。
さやかは、私よりも周りを見ることができて、行動も早く、指示を出す前に動いてくれた。本当に手が掛からない後輩で、ついついたくさん頼ってしまった。ことのさんの非力さにイライラすることもたくさんあったと思う。不甲斐ない気持ちでいっぱいです。

9月から1年TRが入部してくれる4月まで、2人でたくさん奮闘した。39℃の高熱でも午後練に来ようとした時は、さすがに怖かったよ。そんな頑張り屋さんで、シゴデキのさやかにたくさん救われた1年だった。

4年生、いよいよラストシーズン。
4年間を振り返ると、たくさんの人にお世話になってきた。
1から厳しく教えてくださった貴也さん、れなさん、ひなこさん、みなこさん、みきさん、ぽちゃさん、みほさん。
頑張る姿で背中を押してくれたこうきさん。
昨年、入れ替え戦まで連れて行ってくれた先輩たち。
辛い時、たくさん相談に乗って励ましてくれた同期プレイヤー。
後輩スタッフを引っ張ってくれた同期スタッフ。
一緒に夏を乗り越えて突っ走ってくれた後輩TRたち。
すごく生意気だけど、たくさん元気をくれた後輩プレイヤーたち。
「ことのさん引退しないでください」って言ってくれる後輩スタッフたち。

このシーズンは恩返しの年。
たくさんお世話になった恩を返せるように、全力で出来ることをやろう。

思えば、人よりも物覚えも要領も悪くて、同期や後輩に驚かれたこともあったな。

その分、同期にはたくさん迷惑をかけたし、たくさん支えられてきた。

なんだかんだ気にかけてくれたり、後輩たちや、チームのことをずっと考えてくれていた修吾。
全力でラクロスと向き合い、その姿勢で後輩を引っ張ってくれた瑛貴。
今になっても何を考えてるかよくわからない絋太。
アジリティでたくさん衝突した貫太郎。
相談したとき、一緒に頑張ろうと鼓舞してくれた潤。(経済学科でもたくさんお世話になりました)
辛い時にたくさん話を聞いて、慰めてくれた慧。
スタッフ長として辛い顔一つせず、みんなを引っ張ってくれた美琴。、
プライドを持って、ASの仕事に励んでいた絢哉。(体重計測とアジリティ計測も手伝ってくれてありがとう)
仕事が早く、なんでもできる頼もしい萌香。
同期で唯一ふわふわしてて、癒しだった愛奈。

みんなと同期で、4年間やりきれたことがすごく嬉しい。

このメンバーで最後、一部昇格を叶えよう。

後輩たちが来年もっと輝けるように。

学習院大学男子ラクロス部に入部してくれた後輩たちへ

【TR】

本当に不甲斐ない先輩だったと思う。ごめんね。
それなのに、たくさん頼ってくれたり、『引退しないでください』って声をかけてくれる1番可愛い後輩たちだった。

-さやか-
色々ありすぎて2年経つのがすごく長く感じたね。頼もしすぎて、後輩として教えた期間はほんの数ヶ月くらいだったけど、そこからは同期かそれ以上にわたしの心の支えでした。
頑張り屋さんのさやかは、同期プレイヤーはもちろん、上級生プレイヤーからも妹のように可愛がられていて、わたしが毎朝遅れてグラウンドに来たら3年生プレイヤーに囲まれてることも多かった。笑
私生活のこともたくさん話せる後輩ができて、率直に嬉しかったし、さやかがいたから部活を続けることが出来たよ。ありがとう。
さやかがいれば安心して引退できる。
1年生TRもさやかという最高のお手本をこれからも大活用して、チームを頑張る姿勢で引っ張っていってほしいと思います。

-まお-
やる気と元気はNo.1!に見えて色々考えてるまお。
それを溜め込んじゃうのが少し心配だよ。
まおは『私なんか全然….』ってよく言うけど、まおの頑張る姿は、絶対に同期プレイヤーにも響いてる。
これからも、さやか・貴也さん・他大のTRさん・他大の選手とたくさん関わって、引退する時にはラクロスの面白さ・TRになってよかったって思えるようになって欲しいな。
無理は禁物!応援してるよ。

-まみ-
いつもニコニコ(ニヤニヤ?)のまみ。
まみは、同期プレイヤー1人1人と関わる姿勢が誰よりも強いなって感じました。
アジリティ中に選手の動画撮って見返して質問してきたり…
声が大きいタイプではないけど、同期のために頑張ってアジリティの時間に声を出して盛り上げようとしてたり…
苦手なこと、辛いこと、面倒くさいことでも、同期TR誘って色々挑戦してる姿はすごい頼もしいです。
これからは、上級生プレイヤーをビシバシ頼みます!
頼りにしてるよ。

-あやの-
静かそうに見えて案外いじり甲斐があるし、毒舌なあやの。
打たれ強さは3人の中で1番あると思うから、まみとまおを支えていって欲しい。
夏は、暑い中で誰よりもたくさん走って氷買いに行ってくれて、それでも倒れないあやのの強さには本当に感心した。
復唱の声が小さいってたくさん注意したけど、最近は3人の中で1番大きい声が出せるようになったね。
サマー前に変わろうとしてくれた姿を見れてよかった。

【スタッフへ】
-3年生-
あや、かえで、けいすけ、凛太郎。
みんなの入部時を知ってるから、いつのまにか誰もが予想しなかったメンバーになっていて驚いています。
ずっとラクロス部を見てきたあや、留学が終わり部活を辞めずに続けてくれたかえで、けいすけ、凛太郎。

異色のメンバーだけど、だからこそ、
プレイヤーの気持ちを尊重できる男性陣、
後輩スタッフの声を近くで聞いてきた女性陣で協力すれば、部員全員が尊重し合える組織が出来るのではないかとすごくワクワクしてます。

後輩の方が人数が多いから、まとめるのは簡単なことではないと思うけれど、この4人だからこそ作ることができる空気感でチームを、そしてスタッフ組織をいい方向に導いていってね。

-2年生-
MG陣がとてもエネルギッシュで、AS陣はすごい落ち着いた印象がある学年。

仲が良い学年だなとは思うけど、お互い本音で話したことはあるのかなと最近少し疑問に思っていた。
これを機に一回腹を割って話してみてほしい。
せっかく人数が多いのだから、そのエネルギーで、1年生スタッフやプレイヤー全員を支えてあげてほしい。
みんなならできる!

-1年生-
覚えることが多くていっぱいいっぱいになっちゃう事があったと思う。
それで先輩に迷惑をかけてしまったのではないかと、自分を責めてしまうことも多かったと思う。

けどそんなことは気にする必要はなくて、
自分が先輩に迷惑をかけてしまった分、
後輩ができた時に、受け入れてあげる心を忘れないでほしい。

自分が先輩にしてもらって嬉しかったことを後輩にもたくさんしてあげてね。
逆に、自分がされて嫌だったことはしたらダメだよ!笑

みんなで助け合って、今のメンバーで引退してくれることを楽しみにしてる。

【プレイヤーへ】
-3年生-
冒頭にも述べたように、全員の熱量が高くキラキラしてた学年。
みんなラクロスが好きで、常に本気で喜び、本気で悔しがっていた。

私が2年生の時は、『同期プレイヤーがこの子たちだったら』とかえでとあやを羨ましく思った時もあった。

練習試合でなかなか勝てなかったとき、4年生と同じ熱量で悩み、責任を感じていた君たちをとても誇らしく、頼もしく思うよ。

君たちならもっと進化できる。
学習院大学男子ラクロス部の歴史を変えることが出来る。

今年一部昇格を果たして、
来年はさらに上のステージに行ってね。
史上最強の代。だれよりも応援してるよ。

-2年生-
不思議な空気感の2年生。
必死に練習というよりは、センスの代なのかな?
みんなでトレルで筋トレしてみんなでご飯食べて体重増やして、、、
仲の良さからかみんなで高め合える学年だなと感じました。
入部してすぐのころ、ガリガリだった君たちも、すごいスピードで成長し、2年生ながらも緊張を見せず主戦力としてフィールドに立つ姿はすごくかっこいいよ。

-1年生-
ただでさえ人数が少ないのに、なかなか揃わない練習が続き、モチベーションが高い選手ほど苦しむことが多いのではないかと心配になる。
君たちは今の4年生の1年生の頃を見ているようで、すごく放っておけない気持ち。

まずは今日まで部活を続けてる自分をたくさん褒めてあげて。
そして、せっかく続けてるんだから少しだけ踏ん張って練習に向かおう。
どうせグラウンドに行けば、一緒に頑張ってくれる同期がいて、笑顔でラクロスをしてるんだから。

もし休みたくなった時に
『ことのさんがなんか言ってたなあ。』
って思い出してほしい。
少しでも部活に行こうって思うきっかけになってくれればいいなと思います。

最後に、

振り返ると辛かった、苦しかった4年間。

だけど、大好きな先輩・後輩・同期と一緒だったから乗り越えることが出来たかけがえのない時間だった。

大学でラクロス部を選んでよかった。TRを選んでよかった。

そう感じることができた環境に感謝してます。

これにて締めさせていただきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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