日頃より、学習院大学ラクロス部男子を応援してくださるすべての皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援の程、よろしくお願い致します。
学習院大学1年TR太田瑞葵です。
私はできるならプレイヤーになりたかった。
幼少から今までスポーツを続けてきましたが、前十字靭帯断裂の大怪我を3度経験して、大学でプレイヤーとして活動することは諦めました。それでも、サークルに入っている自分は想像できず、日本一を本気で目指す先輩方の熱にあてられて、ラクロス部を選びました。そして、怪我の経験を生かせると考え、TRという役職を選びました。
こうして始まったラクロス部TRとしての大学生活は、決して順調ではありませんでした。とにかくTRは勉強、勉強、勉強。知識無くして怪我人対応はできないし、アジリティの発展も出せません。ウィンターを目前にしてもまだまだ私は勉強不足で、来年以降さやかさん、まおさん、まみさんのような立派なTRになれている姿は想像できません。
そんな、力不足な私だけれど、モチベーションがうまく保てないとき、いつも同期のみんなが支えになっていました。アジリティや筋トレについて相談を受けたときちゃんと答えらえなかったら悔しいし、テーピングやほぐしをした後の「ありがとう」には本当に励まされています。レベルの高いスタッフのみんなにも置いて行かれないように食らいつく毎日です。お互いを高め合える同期に恵まれました。
だからこそ、サマー決勝で一歩届かず、試合終了のホイッスルと共に崩れ落ちて泣くみんなの姿は、見ていてしんどかった。見たくなかった。
もう同じ思いはしない。
ウインターは、同期全員が文字通りワンチームになって戦う場です。みんなの成長は練習を見ていれば分かるし、私も少しずつではあるけれど、TRとしてできることが増えています。
TRとしての研鑽に終わりはありません。
たとえフィールドに立ってクロスを持っていなくとも、一緒に筋トレメニューを工夫して筋力アップさせたり、ビデオ見からアドバイスを考えてアジリティ能力向上させたり、リハビリを考えて万全の状態でプレー復帰させたりしたプレイヤーがとった点は、私の得点でもあるって言ってもいいかな。
TRでも点取る気持ちでこれからも頑張ります。
だってプレイヤー志望だから。
